11万キロを超え、一度も(腰上も!)開けた事がなかったGSX-R600のエンジン。
いまさら開けるのも…とは思ったものの、ここまで走ってきて大きなトラブルは無し。
でも、このエンジンの中はどうなってるのだろう?なんて変なところに興味が沸いてしまい、勢いでオーバーホールへ出す事にしました。自分じゃ出来ないからね!(やっても壊して終わりか工具やら機材がないので無理だw)
出す事にしたはずなのに、中が気になるので見たいですー!って言ったらなんだかんだお手伝いしていたという…あれ?まぁ、普段エンジンの中(それもマルチ)は触る機会はまず無いので、これはいいチャンス!ってことで写真撮影。でも、さすがに手が汚れるのと割と時間も限られてるので撮りきれていなかったり…(;´∀`)
あらかじめ外装とかは自宅で外して、車体とエンジンだけにして持ち込み。
ラジエーターと排気デバイスも外しておけばよかったな…というのは後の祭り。
降ろしたエンジンからオイルを抜いて逆さまにして外せるところをどんどん外してます。
クラッチ外したりオルタネータを外したり…さっそく撮り損ねていきなりミッションの登場。
一番ネタになる画像が撮られてないという始末。
そのネタというのはヘッドカバーのプラグホールのガスケットに切り屑が残って、
それが原因で#4のプラグホールに微量のオイルが出ていたのでした。
これかーーーーー(´∀`;) っていうか何でこんなもん挟んだまま…と思ったけど、機械でガシガシ作ってるんだろうから仕方ないね。途中で切り屑が切れてバルブとかカム周りに行かなくて良かったね…って言う。
見てのとおりの常時噛合い式ミッション。
5速→6速へのモーションが大きいのでキッチリ運ばないとダメだそうな…。
そういえば、思いっきりカラカラカラってやってしまったことが何度かあった。要するにそういうことだった。
シフトドラム。ガイドに沿って動くことでギアを移動させてます。
1・2速用 3・4速用 5・6速用の全部で3つ分。
ヘッドもいつのまにかパージされて、
残ってるのが2階部分のシリンダーとクランクシャフト。
クランクのメタル、結構擦った跡が付いてました。オイルが回ってるはずなのに距離走ると付いてしまうのかな…?
そんな状態だったので、よりオイルが回りへベロンって行くように?出口を滑らかに!
今回のお荷物、無いと困るメタルガスケットさん。
まさかにメーカー欠品・廃盤!(Webikeオーダーなため本気で廃盤なのか不明…)
困ったコレとおもいきや再利用するしかないねってことで、ピカピカになるまで掃除…溶剤でやるも落ちきらないのでサンドブラスト!これはいい感じだ。
頭の中に予定していなかったポートの方まで面倒見ていただきました。
研磨ではなくただのバリ取りだけど…ちょっとついで仕事みたいな感じで…これまた滑らかに…w
ホイッとリューターを渡されて自分でもバリ取りを開始w
こういう作業はいままでした事が無いので楽しいけど、うっかりやりすぎると高くつくのでかなり怖いw
後半へ続く